RSSフィード(XML文書)はRSS対応のブラウザかRSSリーダーで翻訳して表示する必要がありますが、WordPressのウィジェットを利用すると、サイト上にRSSフィード(XML文書)を読み込んで表示させることができます。
RSSウィジェットでRSSフィードを読み込む
RSSウィジェットを任意のエリアに設置すると、RSSフィードによる更新情報を表示させることができます。
また、表示設定を選ぶことができるので、比較的思い通りの表示をセッティングすることができます。下の画像は、見本として掲載するために当サイトのRSSフィードを読み込んだものです。
ウィジェットでRSSフィードを表示させる際の注意点
ウィジェットでRSSフィードを読み込んで表示させるシステムは、「自サイトの更新情報を掲載する」という目的ではなく、例えば姉妹サイトなどの外部サイトの更新情報を自サイトで表示するというシステムです。
ですから、「自サイトの更新情報を掲載させたい」という場合には、この方法の他に「新着記事ウィジェット」や様々なテーマに備わっている「テーマごとの新着記事関連の設定」の検討をすることをお勧めします。
それでは、ワードプレスのRSSウィジェットの使い方を説明していきます。
RSSウィジェットでRSSフィードを読み込む方法
まず、[外観]→[カスタマイズ]→[ウィジェット]と進み、RSSを任意の場所に指定します。(詳しいウィジェットの設定の仕方はこちらをお読みください)
または、[外観]→[ウィジェット]と進み好きなウィジェットエリアに[RSSウィジェット]を指定してください。
以下、項目ごとの説明をします。
RSSフィードのURL
RSSフィードのURLには、RSSフィードのURLを入力します。この欄には必ずURLを入力してください(空白では何も表示されません)
RSSのURLは、サイトのURLの後に/feed
を付け加えたものになります。例えば当サイトのフィードのURLは、https://satonoca-web.com/feed/
です。
このフィードにタイトルをつける(オプション)
表示させたいタイトルがある場合、この欄にタイトルを入力します。
フィード内の項目をいくつ表示しますか?
表示させたい項目数を選択します。デフォルトでは10になっており、最高で20項目まで指定できます。
上記のRSSフィードのURL、タイトル、項目数を指定して保存すると以下のような表示になります。(画像左)
シンプルに表示させたい場合はこの状態で十分ですが、項目の内容を表示させたり、作成者を表示させたり、日付を表示させたりできるので、どのように表示されるのかを紹介します。
項目の内容を表示しますか?
項目の内容を表示すると、以下のように記事の内容が表示されるようになります。以下の画像では、記事の抜粋が表示されていますが、これは、Wordpress側で設定をしており、「全文を表示」と「要約」から選択することが可能です。
全文表示だと、そのページすべての文章が表示されてしまうので「要約」にすることをお勧めします。
項目の内容を表示すると、テキストの一部分がタイトルの下に表示されました。
項目の作成者を表示しますか?
もしあれば項目の作成者を表示しますか?という項目にチェックを入れた場合、記事の作成者が表示されます。以下の画像は、項目の内容と項目の作成者の2か所にチェックを入れた場合の表示例です。
項目の内容に加えて、項目の作成者(このばあいは「さとのか」)が表示されました。
項目の日付を表示しますか?
項目の日付を表示しますか?にチェックを入れた場合、記事作成日が表示されます。
項目の内容、項目の作成者、項目の日付をすべて表示した場合、タイトルの下に日付、日付の下に記事の抜粋文、そして最後に作成者が表示されます。
(この実例では、当サイトのRSSフィードを見本として表示していますが、本来は自サイトのフィードを表示する目的のウィジェットではありません。自サイトの新着情報を表示する方法は他に準備されているのでRSSフィードで更新情報を表示する必要はありません)新着記事などの別のウィジェットを表示する方法は、別記事(ウィジェット一覧など)を参照してください。
RSSウィジェットの特徴
最後にRSSウィジェットの特徴を記しておきます。
RSSウィジェットは、タイトル名の部分をクリックするとRSSフィードの指定されたURLのページへ移動するリンクが張られるという特徴を持ちます。
そのため、他サイトの更新情報を掲載すると、あなたのサイトとは別のサイトへ移動することを促すことを意味します。ウィジェットによるRSSの設置は慎重に考えてからおこなうとよいと思います。
このような特徴を知った上で、RSSウィジェットを設置するか否かを検討してください。